Okamoto Ladies' Clinic

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NEWS
(2023年新着情報)

TOPICS
(2023年各種案内)

年末年始の外来診療について(2023年12月)

臍帯動脈血液ガス検査(2023年11月)

インフルエンザ予防接種(2023年10月)

飲み薬による人工妊娠中絶について(2023年9月)

子宮頸がん検診(2023年8月)

プラセンタ注射の出荷再開について(2023年7月)

マイナ保険証(2023年6月)

薬価、妊婦健診費用などの改定(2023年5月)

妊娠中の外来保健指導(2023年4月)

赤ちゃんへのビタミンK2シロップの13回投与(2023年3月)

プラセンタ注射の出荷停止について(2023年2月)

本年もよろしくお願い申し上げます(2023年1月)

HUNTER vs. AIGLE(2023年12月)

ミレニアル・バーキン(2023年11月)

人気の時計(2023年10月)

シャルル(2023年9月)

夏を楽しむ(2023年8月)

ペルシア絨毯(2023年7月)

アンジェリーナ by 小川洋子(2023年6月)

梅雨に思う(2023年5月)

クルマのミライ(2023年4月)

長靴は必須アイテム(2023年3月)

おかもと会(2023年2月)

新春雑感(2023年1月)





NEWS
(2023年新着情報)

年末年始の外来診療について(2023年12月)

令和5年12月30日(土)から令和6年1月3日(水)までは休診します。
令和5年12月29日(金)は午前9時から正午までの午前診のみになります。
よろしくお願いいたします。

 

 

臍帯動脈血液ガス検査(2023年11月)

分娩中に赤ちゃんの血液酸素化が障害されていなかったかを判定するために、臍帯動脈血液ガス検査を行います。

 

 

 

 

 

インフルエンザ予防接種(2023年10月)


本年も10月からインフルエンザワクチンの接種が始まっています。
13歳以上の方は通常1回接種で3,400円、13歳未満の方は1回2,550円で2回接種となります。

 

 

飲み薬による人工妊娠中絶について(2023年9月)

飲み薬による人工妊娠中絶について、当院では現在のところは推奨していません。
(しかしながら、将来的にはこのお薬を採用する予定があります。)

2023年4月に飲む人工妊娠中絶薬であるメフィーゴパック(1剤目:ミフェプリストン、2剤目:ミソプロストール)の製造販売が日本で承認されました。
(フランスでは35年前の1988年に承認された製剤で、決して新しいお薬ではありません。)

飲み薬による人工妊娠中絶のメリットは、手術や麻酔に伴う有害事象がないことです。

デメリットは
1)妊娠9週0日までの適応であり、9週1日以降の妊娠には使用できません。
2)中絶完了まで少なくとも3日かかります。(手動真空吸引法(MVA)の場合は通常2分から5分で終了します。)
また、適切な使用体制のあり方が確立されるまでの当分の間、2剤目(ミソプロストール)投与後から、入院あるいは外来で胎嚢が排出されるまで院内待機が必須です。
3)成功率は93.3%と報告されており、追加の手術が必要な場合があります。

 

 

子宮頸がん検診(2023年8月)

本年も5月から12月までの間、福知山市の子宮頸がん検診が行なわれます。20歳以上で奇数年齢の女性が対象で、費用は700円です。(70歳以上の方は無料です。)
ご希望の方は、予約されるか、直接当院にお越し下さい。
子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)、子宮体がん検診(子宮内膜細胞診)は、ご希望があれば、いつでも施行可能です。

 

 

 

 

プラセンタ注射の出荷再開について(2023年7月)

メルスモン製薬株式会社が、2023年5月29日からメルスモン注射剤の出荷を再開すると発表しました。(出荷再開には1年を要すると2月に発表されていましたが、早く供給が可能になりました。)

当院でもプラセンタ(メルスモン)注射を再開しましたが、しばらくは限定出荷であり、在庫状況により治療ができない場合があります。

プラセンタ注射治療中の皆様には、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

マイナ保険証(2023年6月)

マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)の受付が始まっています。
(しばらくは、従来の保険証とマイナンバーカードの健康保険証利用の選択制です。)

初診の際は、保険証/マイナンバーカードの確認を行います。
再診の際も、月が変わり1回目の診察時に保険証/マイナンバーカードの確認を行います。
(確認後、速やかに返却いたします。)
ご協力お願い申し上げます。

 

 

薬価、妊婦健診費用などの改定(2023年5月)

令和5年4月に薬価の改定が行われました。
薬価は発売後に徐々に下がることが多いですが、中には上がったものもあります。
供給が追いつかず、出荷調整中の薬剤も多くあり、ご迷惑をおかけすることもありますが、ご理解ください。

また、妊婦健診費用も変わりました。
当院では、京都府の費用を基準として、他都道府県の方にも妊婦健診費用をいただいています。
疑問な点がありましたら、ご質問ください。

 

 

 

 

 

妊娠中の外来保健指導(2023年4月)

妊婦健診の際に、妊娠・分娩・育児に向けてのアドバイスを助産師が行ないます。

1) 妊娠14週ごろ:母子健康手帳、母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法、妊娠前期検査の評価、食事指導、体重コントロール(BMIによる体重増加の目安)、生活指導(仕事・ストレス・運動・冷え・便秘・歯科受診・夫婦生活など)、生活習慣(規則正しい生活・睡眠・嗜好品・衣類など)

2) 妊娠20週ごろ:切迫早産予防、体重コントロール、マイナートラブル(腰痛・静脈瘤・妊娠線など)、体力作り(散歩・かかと上げ・足踏み・掃除・ストレッチ・ヨガなど)、赤ちゃんを迎える環境づくり(室内・物品・支援状況など)、おっぱいケア

3) 妊娠30週ごろ:妊娠中期検査(貧血、 50gブドウ糖負荷試験)の評価、食事指導、体重コントロール、運動、会陰マッサージ

4) 妊娠34週ごろ:破水セットの配布と説明

5) 妊娠36週ごろ:膣分泌物培養検査の確認、体重コントロール、バースプランの確認、おっぱいチェック・マッサージ、入院タイミング(陣痛、破水、多量出血など)、入院準備物品、赤ちゃんを迎える環境づくり(室内・物品・支援状況など)

6) 妊娠37週ごろ:NST(胎児心拍検査)と妊娠後期検査(貧血、血液生化学検査)の評価、36週時の保健指導の内容確認

7) 妊娠38週ごろ:お産に向けて(運動・冷え予防・清潔保持など)、呼吸法

8) 妊娠40週以降(予定日を過ぎた健診):NST(胎児心拍検査)の評価、運動、おっぱいマッサージ、会陰マッサージ、入院準備

特に、初めてのお産の方は、疑問点や不安なことなど、ご相談ください。

 

 

赤ちゃんへのビタミンK2シロップの13回投与(2023年3月)

ビタミンKは胎盤を通りにくいため、生まれたての赤ちゃんはその備えが十分ではありません。また、母乳中のビタミンK含有量は少なく、赤ちゃんはビタミンK欠乏による出血を起こしやすいことが知られています。

ビタミンK2シロップの投与について、当院では長い間、生後0(1)日目、生後5(4)日目、生後1ヶ月の3回投与を行なっていましたが、「新生児と乳児のビタミンK欠乏性出血症発症予防に関する提言」 を受けて、生後0(1)日目、生後5(4)日目、その後は生後3か月まで週1回、ビタミンK 2シロップを合わせて13回投与することとしました。

人工栄養の場合、必要量のビタミンKがミルクには加えられていますので、1ヶ月健診時の内服で終了する5回投与とします。

 

プラセンタ注射の出荷停止について(2023年2月)

メルスモン製薬株式会社が、2023年2月24日をもってメルスモン注射剤を出荷停止にすると発表しました。出荷再開は1年後の予定です。

当院でも多くの方がメルスモン注射を受けておられますが、在庫がなくなり次第、メルスモン注射の施行ができなくなります。

もう一つのヒト胎盤抽出物であるラエンネック(注射剤)の納入をお願いしているところですが、出荷調整中で現在のところ入手が困難です。

プラセンタ注射治療中の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

 

本年もよろしくお願い申し上げます(2023年1月)

令和5年(2023年)が始まりました。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 



TOPICS
(2023年各種案内)

HUNTER vs. AIGLE(2023年12月)

 さて、長靴です。HUNTERはイギリス、AIGLEはフランスの製品で、長靴界の双璧です。

 当初は、HUNTERの方がAIGLEと比べて、重く、硬く、履くのは苦労しないが、脱ぎにくいので、楽な履物しか愛用できない私は、断然AIGLE派かなと思っていました。ところが、HUNTERは実際、雨の日も晴れの日も、履いてみるととても良いです。一方、AIGLEはやはり履きやすく、脱ぎやすく、日常使いにはより適しています。

 ある方は、“イギリスとフランスの文化の違いを表していて、HUNTERはイギリスの厳しい気象条件のもとでも耐えうる軍用ブーツとして開発されたのに対して、AIGLEは英国に比べれば温暖な気候のフランスで農民の作業用ブーツとして開発されたのです。”とおしゃっています。

 最後に、「低価格・高機能」を謳うワークマンの長靴もやはり良い、と思います。

 

 

ミレニアル・バーキン(2023年11月)

 ユニクロのラウンドミニショルダーバッグ(日本では1,500円)がEUで大人気なことについて、イギリスのガーディアン紙は、“ファッション関係者の間で「ミレニアル・バーキン」と呼ばれている”と解説しています。確かに、使い勝手は良く、他のブランド、例えばRIMOWAやGLOBE TROTTERのスーツケース、ZERO HALLIBURTONのアタッシュケース、GOYARDやMORABITOのバッグと合わせてもお洒落です。(ただし、センスの良い人が持てば、であって、私のような者はそうはいきません。)

 HERMÈSのバーキンの価格は(一般的な牛革仕様であるトリヨンクレマンスやトゴでも)ユニクロのラウンドミニショルダーバッグの100倍くらいはして、現在欲しくても手に入りません。(昔は、希望の素材、サイズを言えば、数ヶ月待てば作ってくれた、と妻は言います。)すごく久し振りに神戸を訪れ、大丸神戸店に寄った時、エルメスの女性店員は、ケリーもバーキンもコンスタンスもボリードも現在売れるバッグはありません、と仰っていました。 一方、現在仮店舗で営業中のエルメス島屋京都店では、定期的にバッグは入ってきている旨の説明をされていました。11月30日(木)のグランドオープンに向けて、いくつか商品は入ってくるのでしょうね。

 妻や長女のバッグは兎も角、私自身が普段使うバッグはハイブランドのものではありません。日本製で、知る人ぞ知る鞄で、お値段も手頃ながら、デザイン、素材、耐久性とも、かなりのお気に入りです。全て、大丸京都店で買っています。

 お買い物バッグは、フェルメールの真珠の耳飾りの猫ちゃんとThe Beatlesです。これもお気に入りですが、家族のウケは残念ながら芳しくありません。

 

 

 

 

 

 

人気の時計(2023年10月)

 百貨店の時計売り場の方や外商の人と話をすると、良い時計はいっぱいあるのに、人気が一定の商品に集中することを嘆いておられました。Rolexならデイトナ(から今では全般的に品薄)、グランドセイコーなら白樺モデルなどですが、Patek PhilippeのノーチラスやAudemars Piguetのロイヤルオークなど、随分高価な時計も手に入りづらいとのことです。

 本来、時計は時間を知るものですが、電波時計やクォーツなど正確なものほど価格が安いという、よく分からない世界です。私が、毎日の散歩の時にする時計は、CASIOのG-SHOCK(電波ソーラー時計)で、正確で耐水性、耐衝撃性も抜群、値段も安価で、更にデザインも良く、これだけで十分と言えます。

 と言いながら、かつては断然クロノマット派で、敬遠していたBREITLINGのナビタイマーが欲しいかなと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

シャルル(2023年9月)

 シャルルの誕生日は、血統書では2013年1月5日ですが、2012年3月6日説もあります。いずれにせよ、イケオジから、本当のおじいさんに変わりつつあります。(親バカですが、)相変わらず、お顔も性格もかわいらしいけど、外見も体力も若干老化の兆しを認めます。これは当たり前のことで、“元気、元気!長生き、長生き!”と言いながら、私とシャルルは、“細く長く生きよう”と約束しています。

 

 

 

 

 

 

夏を楽しむ(2023年8月)

 Andy Warholの「Flowers」が描かれたTシャツがユニクロから再販売されたので、福知山店にお取り寄せしていただきました。この価格で手に入るとは、さすが日本を代表する企業UNIQLOです。

 スコッチ・ウイスキーでは、最近TALISKERとBOWMOREをよく飲みます。
 TALISKERはスカイ島で生産され、テイスティングノートによると、【香り】海水の塩、生ガキ、そして柑橘系の甘み、力強いピートのスモーキーな香り。【味】煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。暖かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる。【フィニッシュ】食欲をそそる甘みを伴った、広大な、長く暖かいペッパーを伴うフィニッシュ。
 BOWMOREはアイラ島最古の蒸溜所で大切に育てられ、テイスティングノートによると、【香り】スモーキー・レモン・はちみつ【味】ウッディネス・ダークチョコを思わせる温かみのあるコク【フィニッシュ】繊細で優美な余韻が長く続く、とあります。
 どちらのウイスキーもある程度のクセがありますが、ストレート、ロックだけでなく、敬遠気味だった、ハイボールやトワイスアップも美味しいことに、ようやく気付きました。

 赤のテーブルワインはヴィノスやまざきでカンテラのダース買いですが、時々入手困難になるので、その時はエノテカの同じチリカベ(チリ産カベルネ・ソーヴィニヨン)であるMONTES ALPHAかMAPUを選択します。後者はシャトー・ムートンのロスチャイルド社が手掛けていますが、前者の方が私と妻は好きです。

 

 

 

 

ペルシア絨毯(2023年7月)

 久し振りにペルシア絨毯を見に行きました。あらかじめ準備していただいていた15枚の中から、クム、ナイン、タブリーズ、ビジャー産が最終候補に残り、私、妻、長女の意見を総合し、(長男は興味を示さず、)クム産に決めました。ナイン産と2枚欲しい、と思いましたが、1枚にしなさい、と指導が入りました。

 イスファハン産が妻と私の大の好みですが、今回は趣を変えました。ペルシャ絨毯の値段は、宝石の価格と同様に、よくわからない世界なので、最初の頃はインテリア・コーディネートをお願いしていた方と一緒に選んでいました。最近は、程々の値段で、自分が好きなものを選択できるようになりました。

 

 

アンジェリーナ by 小川洋子(2023年6月)

 “駅のベンチで拾ったピンクのトウシューズに恋した僕は、その持主の出現を心待ちにする―「アンジェリーナ」。 猫のペーパーウェイトによって導かれたベストセラー小説とは―「バルセロナの夜」。 佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子がことばで奏でる新たなる試み。 日常のすき間から現れるいびつでせつない感情が美しい恋物語に昇華した傑作短編集。” 江國香織が角川文庫の裏表紙で小川洋子の「アンジェリーナ」の紹介をしている。巻末の“その通り”と納得できる彼女の解説も良い。

 軽い短編集なので、(佐野元春の原曲をBGMにして、)あっという間に読み終えて、作家小川洋子の発想力は凄いと思った。「誰かが君のドアを叩いている」と「また明日…」が特に気に入っている。

 テレビ東京の佐々木蔵之介主演の「中山七里ミステリー 作家刑事 毒島真理」はとても面白かった。作家やその卵は、自己愛が超絶激しく、 “自分の作品は最高なのに、世間や出版社は何もわかっていない”と思っている姿が描かれていた。(皆がそうでも無いのだろうが。)日常生活でも、常に小説のネタを探しているのかも知れない。でも、気をつけないと、あまりに直接的表現だと、パクリと言われてしまう。

 小説でも楽曲でも映画でも絵画でも漫才やコントでも、先人が綿々と紡いできた作品群の上に作られるので、極論すると、真実のオリジナリティーはそれぞれの分野の世界最初の作品にしかないのかも知れない。

 佐野元春の「バルセロナの夜」のアレンジはBilly Joelの「Just the Way You Are」に、「グッドタイムス & バッドタイムス」のイントロはGilbert O'Sullivanの「Alone Again(Naturally)」に似ている。我々の年代であれば、聞けばすぐに気付く人が多いと思う。でも、私は佐野元春のこれらの曲が大好きである。そういえば、学生時代、周りの級友の知見を俯瞰して、最も素晴らしい結論に導く同級生がいた。素晴らしい才能だ。大瀧詠一のようだ、と言っても良い。

 

 

 

梅雨に思う(2023年5月)

 “お店で美味しかったから、買ってきた”とだけ伝えられて、妹が里帰りした時にお土産に貰ったオリーブオイルは、銀座のフレンチレストラン「ロオジエ」のものでした。妹の長女は雙葉中・高から東京慈恵会医科大学卒の糖尿病内科医という経歴で、彼女の大学時代の同級生のお母様たちと一緒にたまに食事会へ行くらしいです。(普段は、贅沢はしない妹です。)

 “エグゼクティブ・シェフ、オリヴィエ・シェニョンのために、樹齢千年以上のオリーブの木から収穫され、丁寧に選別された実を、伝統的な方法で低温圧搾して作ったエクストラバージンオリーブオイル。最も古い木は樹齢2300年、この木は奇跡のオリーブを実らせると言われ、至極な味わいをもたらすとともに、究極のサステナビリティの象徴として、自然の力と長寿のメッセージを私たちに伝えています。このオリーブが育つ自然の王国、オヴェルデはスペインの南海岸の近くにあり、見失われた聖地として長い間、秘密裡にされてきました。そこでは樹齢千年以上オリーブの木々が、先人たちから受け継がれてきた方法で育てられています。数千年の歴史があるこの土地で、人々はその貴重なオリーブの実を Oro Verde「緑の金」と呼び、敬い、収穫してきました。”とネットで情報を得てから食べると、(価格も高いので、)とても美味しく感じられました(笑)。

 母から、グレードも製造年もよくわからないHennessyを2本もらいました。そっと、置いておこう。

 BELLINIの瓶詰はイタリアのCanella、ドイツのKäferを飲んだことがありましたが、イタリアのMARTINIのものを試してみました。他2社のものより、スプマンテの比重が多く感じられ、よりお酒っぽいです。

 

 

 

 

クルマのミライ(2023年4月)

 欲しいクルマがあっても、納期が長くてなかなか手に入らない、場合によっては注文さえできない(受注停止)事態が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大、米国と中国の経済摩擦、ロシアのウクライナ侵攻、サプライチェーンの混乱などが複雑に絡み合い、半導体不足に流通の乱れが追い討ちをかけた、と言われています。ディーラーにはお目当ての展示車がなく、買いたい人がいるのに売る車がないので、営業の方も苦慮されています。車両価格が随分上がっているのに、半導体不足で重要な装備がキャンセルされることもあります。

 納期が1年なら何とか待てますが、4〜5年と言われると考えてしまいます。日本車ではやはりトヨタ/レクサスの人気が高く、ランドクルザー300系/LXは云うに及ばず、グッドルッキングな新型プリウスも中々手に入らず、発売間近のアルファード/ヴェルファイア/LM の争奪戦は必至です。日産の新しいフェアレディZは私も見てみたいけど、近畿圏のディーラーに展示車は無いようです。実は、私も昨年納期が不明なクルマをオーダーしたのですが、有ったら嬉しいけど無くても困らないので、気長に待ちます。昨年10月生産枠の妻のクルマは、クリスマスやお正月もあったからでしょうか、3ヶ月もかかる船旅を終えて、我が家にやって来ました。

 私達のクルマの営業担当の方によると、自動車向け半導体は古い受託工場で委託生産される基礎的な製品の場合が多く、半導体メーカーが積極的に投資したいような先端技術の製品とはかけ離れているそうです。自動車の窓の開閉やエアコンの制御には、一般的な家電製品のチップより何倍も大きい45〜90nmプロセスのチップが使われているとのこと。古くて大きいチップを製造する設備は更新されるか、少なくとも新しくは作られないのが現状です。半導体メーカーは自動車産業に対して新しい設計の半導体の採用を呼びかけます。一方、自動車メーカーは、バグが人命に関わる事故を引き起こす可能性があるため、半導体を含む自動車のパーツは最新の技術ではなく実績のある古い技術で作る方が安全であると考えているようです。両者の言い分はそれぞれ理解できます。

 今後、自動車メーカーはテスラに倣ってネット販売に移行し、ディーラーの営業マンが減少していく、或いは消滅してしまうのではないか、とも言われています。私のような昭和の人間は、話が合う、センスの良い営業の方に自分のカーライフに関わって欲しいと思いますが。クルマの整備も、電気自動車、自動運転になると随分変わります。整備の方も大変です。まあ、“最初のクルマがEV”という人達からしたら、内燃機関に拘る人種の気持ちは理解できないでしょう。手書きの紙カルテを知らない医師やスマホが無い生活を経験したことがない若者と同様に。

 

 

長靴は必須アイテム(2023年3月)

 長靴は、私の生活にとって必要不可欠なアイテムです。シャルルの散歩の時に秋・冬・春は毎日履きます。ずっと愛用してきた長靴のブランドが廃番になり、BVLGARIのBLACKの製造中止に続き、悲しんでいます。どの長靴を買おうかと考え、まずは釣り用のフィッシングブーツを見に行きました。DAIWAやSHIMANOの長靴があり、ラジアルソール、フェルトソール、それにスパイクソールまであり、色々な釣り場に最適なものを選ぶことを知りました。お値段的にはHUNTERやAIGLEのレインブーツに近いものもあります。次に、ワークマンへ行き、すぐに気に入って2足買いました。価格は庶民の味方で、なかなかカッコよくて、雪道や水たまりを歩いても全然OKで、大満足です。「低価格・高機能」のワークマンのファンになりました。

 TONY LAMA、RED WING、TIMBERLAND、L.L.BEANなどは欲しくて買ってもあまり履かず、散歩は長靴か夏はCROCS、お出かけはClarksのデザートブーツかナタリーが多いです。本当の愛好家は、最初きつくても徐々に足に馴染み味が出る靴を選ぶのかも知れませんが、私は最初から楽な履物しか愛用できません。

 

 

 

 

 

おかもと会(2023年2月)

 久し振りに家族4人揃ったおかもと会が「Restaurant MOTOÏ」で行われた。

 長男は大阪大学医学部医学科を卒業し、医師国家試験合格後に、京都大学総合人間学部に入学した。本年の4月から京大を休学し、札幌の病院で医師の道に戻るという。京大は4年間の休学、4年間の留年を駆使すれば、12年間は在学できるようである。お正月に姉の次男と話した時、東大では一旦退学して復学できる制度を使える、と言っていた。確かに、東京大学学部通則の第9条には“本学を退学した者、第24条若しくは第25条の規定により退学を命ぜられた者又は第49条第7項の規定により学生の身分を失った者が、再び同一学部に入学を志願したときは、選考のうえ、再入学を認めることができる。”とあった。京大はどうかと京都大学通則を見ると、第7条の(2)に“中途退学をした者が同一学部に入学を志望するとき、選考のうえ、入学を許可することがある。”とある。(復学のハードルが高いのか、或いは楽勝なのかはわからない。)

 父は(旧制)第三高等学校(京都大学教養部→京都大学総合人間学部)から(旧制)大阪大学医学部、長男は大阪大学医学部から京都大学総合人間学部なので、私も隠居したら阪大に入学しようかと思っている。今のところ、外国語学部(旧大阪外国語大学)か文学部を狙っているが、入試に対応できるかは甚だ疑問である。

 「Restaurant MOTOÏ」は素材、料理、コースの流れとも秀逸であり、値段以上の価値があると感じた。サービスは少しクール過ぎるかな、と私は思ったが、妻はあれで良いと言っていた。(接遇については、概ね妻の評価の方が正しいことが多い。)

 

 

 

新春雑感(2023年1月)

 今年のおせちはふるさと納税の「たん熊北店×オテル・ドゥ・ミクニ×トゥーランドット臥龍居 和洋中」にしました。美味しかったです。「和」は伝統的な日本のおせち料理をある程度は踏襲しなければならないので、どうしても自由度が低くなります。「中」は素材もバランスも良く考えられていて、一番良かったかも知れません。「オテル・ドゥ・ミクニ」は“2022年12月28日のお昼で営業を終了しました”とそのホームページにあります。四谷のお店には一度だけ行ったことがあります。スマホの地図アプリが無い時代で、レストランにたどり着くまで少し迷いました。最後まで80席は予約で一杯だったようですが、“新たにすべての料理を自分一人で作る店を始めたい”とのことで、三國清三シェフは“8席で再出発する”と宣言されています。

 お酒は榎本先生からいただいたものと、姉夫婦のお土産の「山梨の酒」を楽しみました。

 「ネスプレッソ×ピエール・エルメ・パリ コラボレーション」のヘーゼルナッツ風味を高島屋京都店のネスプレッソ・ブティックで試飲した際に、“フレーバーコーヒーなので、お砂糖をお入れしてもよろしいですか”、と聞かれ、つい“はい”と答えてしまい、その味わいにあまりピンとこなかったのですが、家でストレートで飲むとなかなかに美味です。コーヒーやエスプレッソは砂糖ミルクなしで、私と妻は飲みますが、例外は「イノダコーヒ」(イノダコーヒーではなくコーヒらしい)です。クリームは入れてもらい、砂糖は別添えにしてもらい、砂糖なしとありの両方楽しむのが、私達のささやかな幸せです。

 頭の中で楽曲がどうしようもなくリピートすることってありませんか。数年前に、大学の同級生が鎌倉の病院に院長として赴任すると聞いた時には、どういうわけか、原由子が歌う「鎌倉物語」の“鎌倉よ何故 夢のような虹を遠ざける 誰の心も悲しみで 闇に溶けてゆく”のフレーズが脳内で繰り返し流れました。大晦日の紅白歌合戦で佐野元春を見た後は、「アンジェリーナ」が何度も何度も頭の中でリピートしました。(私は半端なく歌が下手ですが、彼の「SOMEDAY」は私が妻に初めて出会った年にリリースされた歌なので、カラオケではKUWATA BANDの「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」の次によく歌います。)紅白で「夜空の星」を披露した時に佐野元春がいなかったのは、「時代遅れのRock’n’Roll Band」とは別テイクの撮影でスケジュールが合わなかった、と言われていますが、“達郎さんや大瀧さんの音楽を聞いて育ちましたから。日本語でロックをする、日本語で曲を作るっていうのは当たり前のことだったんですよね。”と語る佐野が自ら、加山雄三の曲には参加を遠慮したのではないのでしょうか。(ギターの名手Charは意外と付き合いが良かったですね。)

 日展を観にご近所の京都市京セラ美術館へ行きました。第1科「日本画」、第2科「洋画」、第3科「彫刻」、第4科「工芸美術」は力作揃いでした。ただ、第5科「書」については、鑑賞する能力の欠如により、私には理解できません。(きっと、確かな技術を持った画家が抽象画を描くように、素晴らしい楷書を書く書道家がくずした文字を書いておられる、と推察はしますが。)観ることができる人が見れば、きっと大作なのでしょうが、クセがスゴすぎます。

 「ANDY WARHOL KYOTO」にも行きました。若いカップルと外国人が多かったです。アンディ・ウォーホルについて、私は浅くしか知らなかったですが、帰ってポストカードや本を見ると、興味が出てきました。少し勉強してみましょう。

 



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